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世の中には涙を誘う感動的な物語や勇気付けられるさわやかな物語がたくさんあります。
本来ミステリ好きな管理人「おとぎ」が、色んな本を読んで感じたことを綴ります。
コメント、トラバ大歓迎!
特に、同じ本の感想のトラバは、こちらへのリンクが無くてもOKです!

管理人の読書感想サイト「おとぎのミステリルーム」もよろしく!
2006読了本ランキング(暫定・制作中)もあります。
おとぎのミステリルームのサーバーのジオシティーズが閉鎖になるので、過去の感想をこちらに再掲載しようと思っています。
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好きなSFっぽい小説 ベスト10
トラックバックピープルに「好きなSFっぽい小説」をつくった記念に、私の好きなSFっぽい小説を10冊挙げてみます。
順位はつけてません。解説も特になし。

「アイの物語」山本弘
「ソリトンの悪魔」梅原克文
「シャングリ・ラ」池上永一
「チグリスとユーフラテス」新井素子
「クリスタルサイレンス」藤崎慎吾
「スキップ」北村薫
「七回死んだ男」西澤保彦
「蒲生邸事件」宮部みゆき
「クロノス・ジョウンターの奇跡」梶尾真治
「塩の街」有川浩

こんなとこかな。あと乾くるみの「リピート」も。
| SF小説 | 22:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
トラックバック・ピープルに新しいテーマつくりました!
ブログピープルのトラックバックピープルに、新しいテーマをつくりました。
カテゴリは芸術と人文/書籍で、タイトルは・・・


「SFっぽい小説が好き」 
 


トラックバック先URLは
http://member.blogpeople.net/tback/09233
です。

タイムトラベル、近未来小説、宇宙物などズバリSF作品はもちろん、幽霊・妖怪、怪奇現象、超能力ものやパラレルワールドものなど不思議系の小説も含めて、そういうSFっぽい小説のレビューをトラックバックしてください!


いまどき、書籍分野で新しくつくる人はいないみたいですが、突然思い立ってつくってみたので、SF関係の本読んだら是非トラバ送ってくださいませ!
とりあえずは、自分の書評ばかりになるかも(笑)
| 読書全般 | 19:44 | comments(2) | trackbacks(1) |
九月の恋と出会うまで
松尾由美さんお得意のSF恋愛ミステリ。
やはり巧い。
雨恋もそうだったのですが、この手の作品を書かせたら右に出る者はいないと思いますね。
女流の方で、SFにミステリや恋愛小説を融合させる書き手といえば、恩田陸さんや有川浩さんが思い浮かびますが、恩田さんはホラーやミステリ的側面を重視してる感じですし、有川さんはSF設定でもベタ甘な恋愛ストーリーが持ち味ですので、松尾さん独特の立つ位置があるみたい。
今回は、壁から過去の声が聞こえてくる、というなんとも奇妙な設定で始まります。
その声の主は?というのが最大の謎なのですが、まず会話の目的そのものがわからないので、かなり興味深く読み進めてゆくことができます。
後半は、ミステリらしい驚くべき真実も用意されており、まずまず満足できる内容でした。
ただ、ここで表現されている恋愛感に関してはちょっと感情移入しづらかった、というのが正直な感想です。
しかし、ミステリとしてはなかなか良い作品だと思いました。
この作品を気に入った人には、「雨恋」や「スパイク」もおすすめします。
評価:
松尾 由美
新潮社
¥ 1,470
(2007-02-21)
| ミステリ | 22:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
晩餐は「檻」のなかで (関田 涙)
非常に限定された条件の中での殺人推理ゲームを描いたミステリ。
なかなか知的論理ミステリです。
7人の人間が殺人者・被害者・共謀者・傍観者・邪魔者・監視者・探偵という役割を与えられ、殺人事件に挑戦することになるというとんでもない強引な設定です(笑)
閉じられた空間の中であらかじめ定められたルールは、まさに非現実的なゲームにあわせて創られたもので、ご都合主義といえばご都合主義。
一瞬、かの「推理コロシアム」を思い出しちゃいました(笑)
しかし、こういうゲーム的な仕掛けのあるミステリが好きな人には結構おすすめ。
ストーリー自体も意外にあっさりしていてねちっこくありません。
私は割と面白かったのですが、通のミステリファンにはちょっと物足りない解決かも。
| ミステリ | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
エンド・クレジットに最適な夏 (ミステリ・フロンティア 33)(福田 栄一)
ミステリ・フロンティアには時々こういう作品があります。
大学生の主人公がある事件に巻き込まれ、その調査の過程でまた新たな事件に関わることになり、それを調べる中でまたまた別の事件に・・・・という、ノンストップ青春ミステリ?です。
福田 栄一さんというのは初読みになるんですが、既に数作品出してらっしゃるようです。
読みやすくてまあまあ楽しめました。
主人公がハードボイルドなんですが、大学生なのでやはり限界も。しかし、交渉術に長けてるあたりが特徴ですか。ちょっとうまく行き過ぎのご都合主義的な面も感じられました。
謎も結構あるので、退屈することはないですが、ストーリーがやや平坦かもしれません。クライマックスっていう感じじゃないし。まあ、こういう物語の運び方自体が、この小説の特徴でもあるのですが。
もちろん、驚きの展開もあるので、ミステリ・フロンティアの1冊として充分価値あるミステリだと思いました。
うーん、なんだか感想が書きにくいな〜。
| ミステリ | 21:32 | comments(1) | trackbacks(0) |
各種ランキングの季節がやってきました
今年も小説やミステリの各種ランキングの季節になりました。
10月ごろで大体対象本が出揃いますよね。
ランキングの発表はまだかなり先ですが、「このミステリーがすごい!」とか「本格ミステリベスト10」とか、本の雑誌のベスト本とか、文春のベストミステリとか・・。
今年発売された本は、ほとんど読んでないので自分ではなんとも評価できないのですが、ネットの評価などでランキング等予想してみたいと思います。
といっても、かなり適当。
一応、「このミス」のランキングを想定して。
これが漏れてるよ〜、とかこんな本があるよ〜、とかご意見、ご感想是非どうぞ。
意見を汲み取ってちょっとずつ変えていこうかな・・・。

1位 赤朽葉家の伝説 桜庭一樹
2位 楽園 宮部みゆき
3位 ソロモンの犬 道尾秀介
4位 女王国の城 有栖川有栖
5位 収穫祭 西澤保彦
6位 密室殺人ゲーム王手飛車取り 歌野晶午
7位 リベルタスの寓話 島田荘司
8位 サクリファイス 近藤史恵
9位 船戸与一 満州国演義1・2
10位 鯨の王 藤崎 慎吾
以下・・・・
首無の如き祟るもの 三津田信三
果断 隠蔽捜査2 今野敏
心臓と左手 座間味くんの推理 石持浅海
ジェネラル・ルージュの凱旋 海堂尊
水上のパッサカリア 海野 碧
シャーロック・ホームズと賢者の石 五十嵐貴久
インシテミル 米沢穂信
片眼の猿 道尾秀介
九月の恋と出会うまで 松尾由美
最愛 真保裕一
沈底魚 曽根圭介
夜明けの街で 東野圭吾
交渉人遠野麻衣子・最後の事件 五十嵐貴久  ・・・・などなど

うーむ、明らかに本格ミステリに偏りすぎてますね(笑)
| ミステリ | 22:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
乱鴉の島(有栖川 有栖)
評価:
有栖川 有栖
新潮社
¥ 1,785
(2006-06-21)
ミステリ界ではひとつのジャンルを形成している”孤島もの”と呼ばれるミステリ。
有栖川さんの孤島ミステリの代表作といえば、「孤島パズル」がありますが、それは非常に緻密な論理が展開されるパズルミステリでした。
今度の作品は、社会学者の火村と有栖川が活躍するシリーズで、やや推理の部分が弱いとような気がしました。
人間模様や犯罪の背景もかなり特殊でその点は評価できますが、トリックや論理展開の面ではやや精彩を欠いた感じも・・・・。
ただ、「なぜ、このメンバーが島に集まったのか?」という謎に関しては最後まで引っ張れる魅力的な謎で、その点は楽しめたし、やっぱりこのミステリの一番書きたかったところだと思います。
緊迫感はなく、淡々と流れる感じで読みやすかったです。
| ミステリ | 20:05 | comments(0) | trackbacks(1) |
天涯の砦 (小川一水)
地球と月を中継する軌道ステーション“望天”で起こった破滅的な大事故によって、気密区画に残された数人の生存者を描いたクライシスSF。

小川一水さんは、SF界ではわりと有名な方のようですが、これが初読みになります。
設定は近未来SFですが、舞台は宇宙船の中で、ハリウッド映画によくありそうなシチュエーションです。
しかし、宇宙人が出てきたり、怪物に襲われたり、殺人鬼が徘徊したりするわけではありません。
極限状況の中で、いかに生き延びるかというテーマに絞って描かれた高度な人間ドラマなのです。
アクシデントの相次ぐ中、知恵を働かせ、協力したり裏切ったりとハラハラドキドキの展開。
宇宙SFなので専門用語も沢山出てきますが、人間関係を主眼においているのでわからなくてもあまり気にする必要はないでしょう。
SFの苦手な人でも結構楽しめるのでは?と思います。
日本SFでこういう作品を書く人はあまりいないんじゃないでしょうか。
なかなか完成度の高い作品だと思います。
| SF小説 | 21:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
5 (佐藤正午)
5
評価:
佐藤 正午
角川書店
¥ 1,890
(2007-01)
アマゾンでは・・・
『ジャンプ』から七年。著者会心の最高傑作。
結婚八年目の記念日にもらったチケットでバリ島に訪れた中夫婦。倦怠期を迎えた二人だったが、ある出来事をきっかけに、愛の記憶を取り戻す事になるが・・・。

と謳われ、「本の雑誌」のウエブサイトでも書評委員がそろって大絶賛という傑作みたいなのですが・・・・。

うーむ、正直言ってこれは評価が難しいなあ。
佐藤正午の作品では「ジャンプ」も「Y]もすごい名作だとは思うのですが、いまいちつかみどころがないというか、どうもあの文体との相性が悪いみたいです。
先が読めないストーリー展開が魅力ともいえるのですが、それが雲に乗ってるようなつかみどころのなさと感じて、どうも物語にのめりこめません。
この「5」は不思議な能力が絡む男女間の濃密なストーリーなのですが、なんだかなあ・・・・・。
たとえば、途中である登場人物が神秘的な登場をし、期待を抱かせるのですが、いつのまにか俗物的な役どころになってしまってるのに、ちょっと違和感を感じました。
まあ、みんなが傑作というからには傑作なんでしょうが。
ああ、どうやったら佐藤正午を素直に楽しめるんでしょう・・・・。
| 小説 | 20:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
時計仕掛けのイヴ(関田涙)
メフィスト賞からデビューした関田涙さんですが、この作品はノンシリーズの単行本で、ミステリでもあり、SFでもあり、恋愛物でもあるという、シチュエーション的にわたし好みの小説です。
なかなか感動的な作品ですが、一読して西澤保彦氏の初期の頃のSFチックなミステリ群を思い出さずにいられないでしょう。
やはり「時間」が小道具なのですが、能力の穴をついたちょとした仕掛けなどよく似てます。
多分、影響は少なからず受けてると思うのですが・・・。
最近の西澤さんはテーマの幅が広くなって、「七回死んだ男」のように真正面から不思議能力をテーマにした作品は少ないのですが(神麻シリーズはあるけど)、関田さんのこの作品で久しぶりにその雰囲気を味わいました。
ただ、最後の方はやや唐突な感じがしたんですけれども・・・。
関田さんにはぜひこういう作品にもっとチャレンジして欲しいですね。
評価:
関田 涙
小学館
¥ 1,365
(2006-11-18)
| SF小説 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) |