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世の中には涙を誘う感動的な物語や勇気付けられるさわやかな物語がたくさんあります。
本来ミステリ好きな管理人「おとぎ」が、色んな本を読んで感じたことを綴ります。 コメント、トラバ大歓迎! 特に、同じ本の感想のトラバは、こちらへのリンクが無くてもOKです! 管理人の読書感想サイト「おとぎのミステリルーム」もよろしく! 2006読了本ランキング(暫定・制作中)もあります。 おとぎのミステリルームのサーバーのジオシティーズが閉鎖になるので、過去の感想をこちらに再掲載しようと思っています。 2005.04.09 Saturday
亡国のイージス (福井 晴敏)
亡国のイージス 福井 晴敏 総合評価★★★★★ (感心度★★★★★ 面白さ★★★★★ 読後感★★★★★) 文庫化もされましたが、読んだのは単行本。 数年前に一度挫折し、今回も3週間掛かりでついに読み終えました! これはスゴイです!日本エンターティメント史上十指に入る大傑作ではないでしょうか! 今更絶賛するほどでもないのでしょうが、評価は初のパーフェクト。 まさに非の打ち所がないです。 まず、ストーリー展開がうまいです。全体のバランスも非常に良い。 前半と後半に大きな山場があり、飽きることなく最後まで密な展開。 大きな流れとしては決して奇をてらったものではなく、リアルな範囲で収めているのも本作が成功した一因でしょう。 自衛隊や軍艦のことなどほとんど知らなくても、十分楽しめるような描写も見事だと思います。 そいて、本作品の一番のポイントは人間の描き方でしょう! 主人公の仙石、そして如月や宮津など主要人物は勿論、登場シーンの少ない初任感部や自衛隊機のパイロットの一人一人にいたるまで、しっかりと生きた人間として描いているのには感心しました。 死に行く者、生き残る者そのすべてを大切にしようとする作者の熱い思いが伝わります。 今夏公開の映画の宣伝とか見てしまい、映画のキャストそのまんまで読み込んでしまいました。特に佐藤浩一の渥美はぴったりです! 亡国のイージス関係のサイトは色々あるようですが、ここがオフィシャルサイトです。 2005.04.05 Tuesday
夜のピクニック (恩田陸)
夜のピクニック 恩田 陸 2005年本屋大賞に恩田陸さんの「夜のピクニック」が選ばれました! おめでとうございます。まず順当といったところでしょうか。 タイムリ−ですが、以下は私の感想です。 総合評価★★★★ (感心度★★★★ 面白さ★★★★ 読後感★★★★) とある高校の年一回の大イベント、歩行祭。丸一日歩きつづけるというこの単調なイベントに、生徒一人一人が様々な思いを胸に抱きながら挑む様子を描いた青春ストーリーです。 ミステリ要素も取り入れていますが、メインは異母きょうだいにあたる西脇融と甲田貴子が、互いに避け合う関係のまま歩行祭を迎え、友人たちに囲まれる中で、この関係がどう進展するか、というところでしょうか。 これは設定そのものが斬新で面白いですが、恩田さんだからこそこれほどの名作になり得たと思います。 著者は、作品の中で登場人物に「みんなで夜歩く。たったそれだけのことなのにね。どうしてそれだけのことが、こんなに特別なんだろうね。」と語らせていますが、この本を読んで驚いたのも、まさにそれです。 ただ「歩く」。それだけのことが、こんなすばらしい青春小説になるなんて! 読む前はもっとミステリっぽい暗い話かと思っていましたが、なかなかどうして感動できるストーリーで後味も非常に良いです。 作品の中で登場人物たちが延々と歩きながら語り合うのだけれども、読んでいると自分も一緒に歩いているような気になるから不思議です。 かなり異色作品ですが、恩田さんの代表作の一つとして長く読み継がれる物語だと思います。本屋大賞の名にふさわしく。 2005.04.05 Tuesday
2005読了本リアルタイムランキング
読んだ本を年末に順位付けするのは何かと大変なので、感想を書いた時点でこのランキングにどんどん挿入していこうという、まあそういう趣旨です。
順位を書くと挿入するのに全部ずらさないといけなくなるので、とりあえず上から1位、2位・・と下がっていくと考えてください。 4/5現在 「TVJ」 五十嵐貴久 「夜のピクニック」 恩田陸 「明日の記憶」 荻原浩 「博士の愛した数式」 小川洋子 「ボーナストラック」 越谷オサム 「逃亡くそたわけ」 絲山秋子 「雨恋」 松尾由美 「BG、あるいは死せるカイニス」石持浅海 「本格推理委員会」 日向まさみち 「松浦純菜の静かな世界」浦賀和宏 「被告A」 折原 一 「九月が永遠に続けば」 沼田まほかる 「地獄のババぬき」 上甲宣之 「パズル」 山田悠介 「暗黒の城」 有村とおる 「ニッポニアニッポン」 阿部和重 「天国で君に逢えたら」 飯島夏樹 「グランド・フィナーレ」 阿部和重 「冥い天使のための音楽」倉阪鬼一郎 「恋人たちの狂詩曲」 木本茂
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