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世の中には涙を誘う感動的な物語や勇気付けられるさわやかな物語がたくさんあります。
本来ミステリ好きな管理人「おとぎ」が、色んな本を読んで感じたことを綴ります。
コメント、トラバ大歓迎!
特に、同じ本の感想のトラバは、こちらへのリンクが無くてもOKです!

管理人の読書感想サイト「おとぎのミステリルーム」もよろしく!
2006読了本ランキング(暫定・制作中)もあります。
おとぎのミステリルームのサーバーのジオシティーズが閉鎖になるので、過去の感想をこちらに再掲載しようと思っています。
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極限推理コロシアム (矢野龍王)
極限推理コロシアム
極限推理コロシアム
矢野 龍王
★★★
第30回メフィスト賞。
館もの、孤島ものの王道をゆく本格ミステリです。
「夏の館」と「冬の館」に集められた無関係の14人が、一人づつ殺される間に犯人を指名しなければならないという設定(本当はもっと複雑ですが)は、本格ミステリファンが泣いて喜びそうな設定ですね。
「十角館の殺人」、ひいては「そして誰もいなくなった」を思わせる緊迫した展開が予想されます。
実際、中盤はそれなりに面白く、誰が殺されたとか、アリバイがどうだとか、ごちゃごちゃしてなくて非常にわかりやすかったです。
解決編も、それほど無理のないものですし、意外性もそれなりにあり、1つのアイディアとしては成功しているのではないでしょうか?
ストーリーも多少のさわやかさを取り入れながら、無難に展開させていたかも。
一応、本格ミステリとして楽しませてもらいました。

しかし、問題点も多いですね。
とにかく大雑把過ぎるのです。
設定が強引過ぎるのは許されるとしても、その説明が無さ過ぎ。
さらに、犯行方法の必然性などは全く言及なしなので、推理する部分が少なすぎる印象を受けました。
例えば綾辻さんとかだったら、もう少し細かく手がかりを散りばめるでしょうし、西澤さんとかなら、論理的推理を組み立てると思うのですが・・・・
推理として感心したのは、最後の部分だけ。
まあ、逆に言えば、素人が書いた作品という感じなので、それはそれで「巧く」なくてもいいのかな、とも思うのですが。
初期の歌野さんみたいなもので、作品のレベルうんぬんより、確かにそれを楽しんで受け入れている時代もあったわけですし。
このようなミステリがあってもよいかなとも思います。

それにしても読売テレビでドラマ放送したみたいですが、DVDにもなっているんですね。
柏原崇と綾瀬はるかですか・・・
うーん、見たかった!!見る
ドラマの方は確かに面白そうですね。


| ミステリ | 21:12 | comments(0) | trackbacks(1) |
リプレイ (ケン・グリムウッド)
リプレイ
リプレイ
杉山 高之, ケン・グリムウッド
★★
北村薫の「時と人」三部作に多大なる影響を与えた作品ということで、以前からずっと読みたかったのですが、読んでも全然面白くなかったです。
人生を何度も繰り返すということで、それなりにストーリーは考えられているし、ドラマ性もあってある意味感動的な物語ではあるのですが。
これって・・・・堂本剛のドラマそのまんまじゃん!びっくり
ていうか、4年ぐらい前にやっていたあのドラマって、これが原作で日本ドラマに脚本を書き直したんですね。知りませんでした。
細部の設定やストーリーも多少違いますが、ドラマは何気に毎週見てて仲間や佐野や遠藤の縁起なんか、今でも目に浮かびます。
うーん、やっぱりドラマの方が断然面白かった・・・
ドラマ見る前にこの本読んでたら、違ったかもしれませんが。
でもね、こういうリプレイみたいな事、起こらないかなと、ちらっとは思いますよ。受験勉強はあまりしたくないですが、ちょっとは金持ちになれるかも(笑)
| 小説 | 14:41 | comments(0) | trackbacks(2) |
喜劇ひく悲奇劇 (鯨統一郎)
喜劇ひく悲奇劇
喜劇ひく悲奇劇
鯨 統一郎
★★★
まあ、なんていうか、よく頑張ったなあ、って言いたい(笑)
「このミス」に努力賞があったら、間違いなくこの作品に送りたいですね。
この作品は泡坂妻夫氏の初期のミステリ作品「喜劇悲奇劇」をベースに書かれています。
「喜劇悲奇劇」は私が買った唯一の泡坂作品なので、ちょっと思い入れがあります。
本の名前も、出だしも、各章のタイトルも「回文」という当時としては驚くべき作品。
まあ、ミステリとしては軽い作品で、ストーリーも回文と関係ありますが、さほど印象に残る作品ではなかったかもしれません。
さて、今度の鯨氏の作品は、もっとすごい!
全ページに「回文」がかならず1つ以上含まれているという信じられないアクロバティックを成功させているのです。
最初の方は、太字が気になって少々読みづらかったのですが、後半は逆に回文が心地よい。
圧巻なのは、名探偵の回文の連続技!ホームズから木枯らし紋次郎まで、これでもか、と・・・。
深森護や円紫師匠、千葉千波など、痒いところに手が届くとはこのことか。
肝心のストーリーも、連続殺人で推理合戦などあって結構楽しめます。
名作とは言い難いでしょうが、無難にまとめてはいるかな・・・・

まあ、ここでなんだかんだと解説しても、いつまでたっても他の人の読書には影響はないでしょうね。
解説いつ成果?
感想を書くのは、時間がかかるし、あまりメリットないのかも・・・
感想損か・・・

最後に私が思いついた回文を1つ。
状況は、奥様方の買い物にドライバーとしてついて行った男性が、ヨン様を見つけて歓声をあげる奥様方にイライラしているのを思い描いてください。

「かっこいいおとこ!」
「ま!ヨンさんよ!」
「まこと?」
「おい、行こっか!」


| ミステリ | 21:45 | comments(0) | trackbacks(2) |
各務原氏の逆説 (氷川 透)
各務原氏の逆説

氷川 透
★★
チェスタトン的論理が炸裂する学園本格ミステリー。
各務原氏という高校の用務員が探偵役という異色のミステリー。
学園が舞台ということもあって読みやすいのですが、ちょっと物足りないかも。
確かに、論理の素晴らしさや、意外な展開などは評価出来ますが、いつもの氷川さんの作品に比べると詰めが甘いような感じでした。
主人公や探偵のキャラは好印象を持ちましたが、シリーズ化するにはやや中途半端な印象を受けました。
以下はネタばれで疑問点を提示(反転)

結局、植木鉢の工作にはどういう意味があったのでしょうか?
捜査を混乱させるつもりだったにしても、犯人を特定するには益にも害にもなっていないような気がするのですが・・・
各務原氏のいうように、結局、決め手にはならないし。
それと、ラストで出てくる桑折亮って・・・
この人物の出現は何を意味してるの?
何かリンクしてる?叙述トリックとか使われてたのかなあ・・・
ちょっと気になってます。だって、すごい唐突だし、ある意味蛇足では?

| ミステリ | 08:18 | comments(2) | trackbacks(1) |
レオナルドの沈黙 (飛鳥部勝則)
レオナルドの沈黙
レオナルドの沈黙
飛鳥部 勝則
★★★
ちょっと採点が甘すぎるかなあ。
遠隔殺人をテーマにした本格ミステリです。
トリックメーカーの飛鳥部さんの良さは出ていますが、設定やストーリーは非常に軽い感じです。
ちょっと霞流一の作品や小林泰三の「密室・殺人」と似た印象を受けました。
島田壮司や綾辻行人を思わせる大胆なトリックは、ちょっとやり過ぎで滑ったかもしれません・・・。
やや単調さはありますが、半分は「雪の山荘もの」なので、状況が掴みやすいのが良い点でしょうか。
トリックはある意味バカミスかも。現実味は乏しいが面白いです。
読者への挑戦つきなので、それも楽しみのひとつですが、あまり細部にはこだわっていない感じがしました。勿論、私は全く見当もつきませんでしたが・・。
荒さも目立つ作品ですが、古き探偵小説が好きな人には、まあまあ楽しめる作品ではないかと思います。
| ミステリ | 22:27 | comments(0) | trackbacks(1) |
サバイバー・ミッション (小笠原 慧)
サバイバー・ミッション
サバイバー・ミッション
小笠原 慧
★★★
近未来を舞台に、女性捜査官麻生利津が、人工知能「キシモト」とともに、首狩り殺人鬼の捜査に乗り出すストーリー。
この手の近未来ものは時々読んでいますが、設定そのものは面白いのに、キャラの描き方で作品の良し悪しが決まると思います。
主人公の利津は、それなりに良く描けている方だと思います。
後半の怒涛の展開には、あっと言わされました。
TV化しても面白いかもしれません。
ただ、強烈にアピールするだけの印象は残らなかったかも。
エンターテイメント性はあるので、暇な時の読み物としては充分価値がありそう。
最後に帯の言葉を紹介。これを見ると読みたくなる?
「『羊たちの沈黙』を超えるサスペンスと、「ブレードランナー」並みのサイバー感。この面白さはただごとではない!」
| ミステリ | 20:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
めずらしくTVと音楽の話題
昨日、久しぶりに「脳内サプリ」とかいうクイズ番組見てたのですが、1問だけわからなかったのですが、あとは簡単。
(センチメンタルジャーニーの問題が、わからんかった・・)
最後の方のハガキの問題なんか、私がかつて暗号クイズでサイトに載っけてたのの応用じゃん!と、パクリじゃ〜と一人わめいていました。
ちなみに宿題の答えは「吸血鬼」ですね(ここで書いてよいのか・・・)

深夜、川嶋あいが音楽番組に出演していて、鳥越俊太郎のインタビューを交えながら路上ライブの様子など放送していたのですが、結構苦労してるなあ、という印象でした。
まだ、若いのに、自分も見習わなければ、と思っちゃいます。

ちなみに、好きな歌手は、数年前までは、ZARD、ELT、ジャングルスマイルだったのですが、最近は大塚愛、川嶋あい(Iwish)、リズムがベスト3となっております。
今年の歌で好きなベスト3は「かたちあるもの」「瞳を閉じて」「ハナミズキ」ですね。セカチューそのまんまですね(苦笑)。
次点は、「さくらんぼ」と「万華鏡キラキラ」でしょうか・・・・

基本的に好きな歌手の傾向は、10代の頃から代わってないような気がします。

| 雑記 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
たらいまわし・本のTB企画「第7回 20代に読みたい本は?」
たらいまわし・本のTB企画というのがあって、既に7回目となっております。
今まで傍観者でしたが、今回から参加してみようかなと。
第1回はAZ::Blogさんから始まったものですが、今回はコウカイニッシ。
のあさこさんからのお題。

「20代に読みたい本は?」

20代に読んで印象に残っている本でも、20代の時に読みたかった本でも、今時の20代に読ませたい本、いま読んでいる本でもいいらしいです。
私は、20代って一番本を読まなかった時期かもしれないですね。
大学ではバイトとかサークルとかで読書どころではないし、社会人になってからも
仕事に慣れないうちは読書なんて、とてもとても・・・
ですが、最近読んだ本で、若い人が読んだらいいなあ、と思う本があったので紹介します。
世界はなぜ仲良くできないの?―暴力の連鎖を解くために
世界はなぜ仲良くできないの?―暴力の連鎖を解くために
竹中 千春

別に対象が20代ってわけじゃないけど、小学生から老人まで誰が読んでもいいのですが・・・・
特に、「普段読書とかあまりしないし、政治や社会のことにはあんまり興味ないよ!」っていう若者に是非読んで欲しいです。
感動するものでもなければ、泣ける小説でもありません。
ただの、社会学の解説書です。
が、「世界から戦争がなくならない理由」をこれほど簡潔に噛み砕いて説明した本はあまりないでしょう。
学者による自己満足の難しい専門書でもなく、押し付けがましい宗教書でもなく、誰が読んでもわかりやすいように、中立的な立場から述べています。
子供に「なんで戦争するの?」って聞かれたときの、1つの回答になるかも知れません。
政治とか難しいことはわからなくても、地球に住む同じ人類の不幸について考える機会が必要ではないでしょうか?
20代では、やはり自己啓発とか啓蒙書を読むのが非常に大事だと思いますが、こういう本もたまにはいいのでは・・・。
| 小説以外の本 | 23:50 | comments(6) | trackbacks(4) |
図書館の神様
図書館の神様
図書館の神様
瀬尾 まいこ
★★★★
念願の「図書館の神様」!
「天国はまだ遠く」と読む順番が逆になってしまいましたが、関連はないので特に支障なしです。

主人公の清(女性)が、講師として赴任した高校で文芸部の顧問となり、ただ一人の部員、垣内君と接する中で色々なことに気づかさせられる、という話です。

本当に「あっ」と言う間に読んでしまいました。
でも、内容はばっちり頭に入ってます。
この作品も期待どおり、瀬尾さんの文学的会話センス炸裂です。
こちらは不倫がらみであることや、1年間の様子が描かれていることなどから、読み応えのある作品だとは思います(「天国はまだ遠く」は非常にあっさりした仕上がりだったので、それに比べて)。

しかし、個人的感想ですが、この2作品は非常に良く似た作品、言いかえれば「対」になっている作品ではないかと思うのです。
「図書館」では、主人公の女性は、正義感が過ぎて仲間を死なせてしまう、という過ちに苦しめられます。一方、「天国」では主人公自らが自殺寸前まで追い詰められます。
両者ともに暗い状況ながら明るいお気楽さ満点のストーリーにつながるのですが、「図書館」で救えなかった一人の女性の命を、「天国」で救いたいという思いが瀬尾さんの心にあったのではないかと想像するのはうがち過ぎでしょうか?
死んだ女性に、もし「天国」のような出会いがあったなら・・・?
「図書館」で加害者を救い、「天国」で被害者を救い、ともに新しい道への一歩を踏み出す希望の物語に仕上げることで、1つの完結をみたのではないでしょうか?

しかも、両作品は、本当に青春の1ページを描いたに過ぎず、主人公の彼女らの真の人生はまさに「これから」始まってゆくのです。
作家瀬尾まいこさんにとっても「卵の緒」も含めた3作は、ほんの序章に過ぎず「これから」さらなる飛躍を遂げるのではないかという期待が膨らみます。

さて、他の方の感想もいろいろ覗いてみました。
垣内君が格好いいとかミーハーな感想もありますが、ちなみに私は杉本さんの台詞が強烈に印象に残っています。拓実の恋人ですが。
それに疑問なのですが、この本のタイトル「図書室の神様」のほうがふさわしいように思うのは私だけでしょうか・・・・。あ、でも高校ぐらいだと図書館になるのかな?

moji茶図書館のように文学面のアプローチや、Sasami Cafe の書店員の声など、面白い視点ですね。
ショートさんの感想は、この本の面白さを余すところなく語っています。
柊さんのかんそうは何か実感がこもっているし、ゆこりんさんの感想を読んで、「最後の手紙」にあらためて感動しています。
瀬尾まいこ応援ブログトラキチさんの感想は、またまた秀逸です。必読ですね。
| 青春小説 | 22:45 | comments(0) | trackbacks(7) |
読書感想についての面白いサイト
最近のYahoo!は弾けてますね
昨日、今日の新着サイトに読書感想に関するサイトが2つ紹介してありました。

読書感想文ジェネレーター

選べるのは4冊だけですが、自動で読書感想文が作れるサイトなのです。
「走れメロス」「こころ」「注文の多い料理店」「猿の惑星」から選ぶ。
ためしに、「走れメロス」で作ってみました。

課題作品:走れメロス

わたしの好きなロックバンド「イカ釣り漁船」のボーカルのチャッピーがこの本を薦めていたので読む気になりました。
この物語の主人公の気持ちがわかる気がしてました。「うんうん」と心のなかでなんどもうなずきました。
実はわたしにもこの物語に似た経験があるのです(詳しく書くことは紙面の都合で割愛しますが)。だからそう思ったのかもしれません。
自分が主人公の立場だったら、と考えました。そう思うと読み終えた直後の感想にも納得がいきます。
でも、果たして完全にそういうことができるのだろうか。それは日本人独特の倫理観からそう思っているにすぎないのかもしれない。
この本を読んで以来、ネット上の掲示板に書き込むときの名前をこの物語の主人公の名前にしました。それぐらい感動したということです。(おわり)

うーむ。「走れメロス」でなくてもいいですね、これじゃ・・・・

さらに、こんなサイトも!

本読みHP

面白い読書ガイドや、読書感想文の簡単な書き方が満載です。
この中の「北村薫の《私》に対抗したい人に」というエッセイなんか、結構ツボでしたよ。
「私」は最も好きな女性キャラなのですが、江美ちゃんや正ちゃんはいいけど私はちょっと・・という声にも同意しちゃうのは矛盾?
| 雑記 | 21:29 | comments(2) | trackbacks(0) |