PR
Calendar
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
NEW ENTRIES
RECENT COMMENTS
  • もう4年半も経つのか・・・・
    鈴音 (12/14)
  • エンド・クレジットに最適な夏 (ミステリ・フロンティア 33)(福田 栄一)
    roxy notebook skin (01/18)
  • 2008年 あけましておめでとうございます!
    鈴音 (04/28)
  • 2008年 あけましておめでとうございます!
    大山夏夜 (04/04)
  • 芥川賞・直木賞決まる!
    あ (02/17)
  • 2008年 あけましておめでとうございます!
    ゆこりん (01/05)
  • トラックバック・ピープルに新しいテーマつくりました!
    おとぎ (10/29)
  • トラックバック・ピープルに新しいテーマつくりました!
    四季 (10/28)
  • たらいまわし本のTB企画第38回 「何か面白い本ない?」という無謀な問いかけに答える
    おとぎ (10/10)
  • たらいまわし本のTB企画第38回 「何か面白い本ない?」という無謀な問いかけに答える
    りつこ (10/10)
RECENT TRACKBACK
CATEGORIES
ARCHIVES
My Blog
LINKS
BlogPeople
本好きPeople
PROFILE
OTHERS
 
世の中には涙を誘う感動的な物語や勇気付けられるさわやかな物語がたくさんあります。
本来ミステリ好きな管理人「おとぎ」が、色んな本を読んで感じたことを綴ります。
時にはティータイムでSSや小ネタ、ミステリもどきなどで一服を。

コメント、トラバ大歓迎!
特に、同じ本の感想のトラバは、こちらへのリンクが無くてもOKです!
このブログ全般に関するコメントは、掲示板(サイトと兼用)にどうぞ!
管理人の読書感想サイト「おとぎのミステリルーム」もよろしく!
2006読了本ランキング(暫定・制作中)もあります。
<< アノニマス | main | イニシエーションラブ >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
君の名残を
君の名残を
君の名残を
浅倉 卓弥
★★★★★
うーん、素晴らしかったです。最初から引き込まれました!
この本に関しては全く予備知識なしで、ただあの「四日間の奇蹟」の作者の新作だ!と思って読み始めたのですが、これが良かった。
タイトルからは全く予想外の展開でしたが、先を読むのが楽しくて楽しくてしょうがないって感じ。読み終わった今も余韻が残っています。
良くあるパターンといえばそれまでだし、内容も過去の作品の焼き直しと言えなくもないのですが、それ以上にこの小説のメッセージ性は非常に高いです。
読んでるときはあまり感じなかったのですが、時間が経つにつれ、この作品は現代に生きる人々に「自分は何のために生まれてきたのか?」という問いにまっすぐ向き合うよう促しているように感じられます。
人は最終的には誰でも死んでしまうけど、生きてる間はやっぱり精一杯生きたい!
一人一人この世に生まれきた意味があるはず。
それを考えることで、生きる勇気や情熱が湧いてきたらいい・・
読みやすく落ち着いた文体の中に、力強い意志を感じました。

以下は、内容に直接触れますので、未読の方は読後に見たほうが良いかも知れません。

私がこの本にピタリ嵌ったのは、日本史の歴史認識レベルが丁度良かったのが大きいと思います。
日本史の知識が全くない人には、やや面白みにかけているかもしれないし、歴史に詳しい人には細部の違いが目に付いたり、先のストーリーが予想できたりと、これまた楽しみが半減の可能性あり。
私は、日本史好きなのですが、源平の頃はイマイチあいまいで、主要な人物や合戦を暗記している程度。なので、この本を読んだときも先が見えないところもあって登場人物と一緒になってハラハラドキドキしました。
多分、永井路子の「北条政子」は読んだことがあったはずですが、それ以外はこの時代の歴史小説は読んだことがないのです。
単純に歴史小説として読んだとしても、かなりの傑作といえるのではないでしょうか。
巴御前と武蔵坊弁慶を主人公にしたストーリーは、司馬作品などと比べても面白さは引けを取らないような気がします。
まあ、合戦の様子など、力の入れように波はありますけど・・
北条義時に関しては割合あっさりしていて、もうちょっとエピソードが欲しかったのですが、小説における重要性は一番かも。
あと、終盤で現代とのマッチングする場面とか、なかなか雄大でロマンを感じさせます。
脇役になりますが、平氏のエピソードは少ないけれど中身が濃く、それだけでも主役を張れる位の印象が残りました。また義高と大姫のエピソードも微笑ましかったし、兼光や兼平の忠誠心も非常にくっきりとさわやかでした。
この小説を分類するといわゆるタイムスリップものになるでしょうが、テーマ、内容だけ見ると、ノベルズでよく見られるSF伝奇ものといえなくもありません。
志茂田景樹とか谷恒生などたくさんの作家が活躍してますね。
ノベルズものは確かにテンポもよく読んでいて楽しいのですが、やはりじっくり書き上げたという感じは希薄です。
「君の名残を」はSF仕立てでありながら、無理なく現代と過去の癒合をはかり、「時」という見えない動きに絡め取られる主人公たちの苦悩を見事に表現していると思います。「なぜ自分たちがこの時代に来ることになったのか?」という根源的な謎を追うミステリでもあり、激しい恋と悲劇が繰り返される恋愛小説でもあります。「時」という運命に挑戦する意味では宮部みゆきの「蒲生邸事件」を思い出しました。

それにしても、時をテーマにしたタイムスリップ小説には傑作が多いです。
北村薫の「スキップ」「ターン」「リセット」、恩田陸の「ライオンハート」「ねじの回転」、宮部みゆきの「蒲生邸事件」、東野圭吾の「トキオ」、佐藤正午の「Y」、井沢元彦の「猿丸幻視行」・・・etc。
やはり「時」という壮大なイメージが物語の奥行きを広げ深めているのでしょうか・・・。

| 小説 | 21:37 | comments(8) | trackbacks(2) |
スポンサーサイト
| - | 21:37 | - | - |
おとぎさん、こんばんは♪
先日はチャット会にご参加いただきましてありがとうございます。
『君の名残を』ですが、実は積んでます。
というか中断しています。

おとぎさんの感想を読むとやはり読まなくっちゃと言う気分にさせられますね(笑)

お暇な時に新刊グランプリ!へご投票いただけたら嬉しく思います(ペコリ)
| トラキチ | 2004/09/21 11:58 PM |
出た! 5つ星だ!!
「四日間の奇蹟」の作者が今度何を書いたのかという興味もありますが、やっぱりこれは読まなくちゃダメですね。
どんな感じなんでしょう… ワクワク。
あ、でもトラキチさんは、中断なさってるんですね。(トラキチさん、はじめまして!)中断なさってる理由がちょっと気になります。単に、お忙しいからかもしれないですが…。(笑)

ということで、ジュゲムでははじめましてです。
今度は本のようなデザインになったのですね。この付箋、クリックしたくなっちゃうなあ。(笑)
| 四季 | 2004/09/22 6:27 AM |
読了おめでとうございます。
発想も面白かったし、読み応えのある本でしたね。
あまりの長さに、途中飽きてきたところもありましたが。

TBもさせてもらいました<(_ _)>


| ゆこりん | 2004/09/22 7:58 AM |
トラキチさん、四季さん、コメントありがとう。
是非読んでくださいね。


ゆこりんさんんも感想も読ませてもらいました。
ちょっと長いので中だるみっていうのも頷けますが、私は飽きずに最後まで読みきってしまいました。
こっちからもトラバします。
| おとぎ | 2004/09/22 10:29 PM |
少し気が早いかも知れないけれどこの小説を今年の1に推したいと思います。生きることの切なさがいたるところにあふれ、何度泣きそうになったことか(年のせいもあって?)こんな本に出会うと自分が読書好きで良かったとしみじみと幸福を感じます。
| 太郎 | 2004/11/04 11:35 PM |
太郎さん、こんばんは。
レス遅れてすみません。
本当にNO.1にしても良いぐらいですね。
私も同感です。
読書で幸せを感じれるって、とても良いことだと思いますよ。
| おとぎ | 2004/11/17 10:02 PM |
昨日読み終わりました。
四日間の奇跡の時には後半2/3あたりからぼろぼろ泣きまくって
いましたが、今回は読み終わったあとにドッと涙がこぼれました。

感想をどう述べていいのでしょうか。
決してハッピーエンドとは言えない、あまりにも理不尽な運命、
といっては身も蓋もないですが。。
その理不尽さを抱えながらも、
その中で、必至に守るべきもののために生きていく。


現代の人々が忘れている何かがあるのでしょうね。

| やま | 2005/02/21 7:16 PM |
やまさん、こんばんは。
まさに理不尽な運命ですよね。
歴史は決まっているけれど、その中でいかに精一杯生きてゆくか・・・。
確かに現代の人々に何かを思い起こさせる小説ですね。
| おとぎ | 2005/02/21 10:06 PM |









http://otogi.jugem.jp/trackback/9
君の名残を(朝倉卓弥)
平凡な生活をしていたはずなのに・・・。 気がつくとそこは平安時代末期、平氏と源...
| のほ本♪ | 2004/09/22 7:57 AM |
浅倉卓弥『君の名残を(上・下)』●
 2006.2.1初版。単行本は2004年6月刊。第1回の「このミステリーがすご...
| 駄犬堂書店 : Weblog | 2006/03/12 3:37 AM |