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世の中には涙を誘う感動的な物語や勇気付けられるさわやかな物語がたくさんあります。
本来ミステリ好きな管理人「おとぎ」が、色んな本を読んで感じたことを綴ります。
時にはティータイムでSSや小ネタ、ミステリもどきなどで一服を。

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図書館の神様
図書館の神様
図書館の神様
瀬尾 まいこ
★★★★
念願の「図書館の神様」!
「天国はまだ遠く」と読む順番が逆になってしまいましたが、関連はないので特に支障なしです。

主人公の清(女性)が、講師として赴任した高校で文芸部の顧問となり、ただ一人の部員、垣内君と接する中で色々なことに気づかさせられる、という話です。

本当に「あっ」と言う間に読んでしまいました。
でも、内容はばっちり頭に入ってます。
この作品も期待どおり、瀬尾さんの文学的会話センス炸裂です。
こちらは不倫がらみであることや、1年間の様子が描かれていることなどから、読み応えのある作品だとは思います(「天国はまだ遠く」は非常にあっさりした仕上がりだったので、それに比べて)。

しかし、個人的感想ですが、この2作品は非常に良く似た作品、言いかえれば「対」になっている作品ではないかと思うのです。
「図書館」では、主人公の女性は、正義感が過ぎて仲間を死なせてしまう、という過ちに苦しめられます。一方、「天国」では主人公自らが自殺寸前まで追い詰められます。
両者ともに暗い状況ながら明るいお気楽さ満点のストーリーにつながるのですが、「図書館」で救えなかった一人の女性の命を、「天国」で救いたいという思いが瀬尾さんの心にあったのではないかと想像するのはうがち過ぎでしょうか?
死んだ女性に、もし「天国」のような出会いがあったなら・・・?
「図書館」で加害者を救い、「天国」で被害者を救い、ともに新しい道への一歩を踏み出す希望の物語に仕上げることで、1つの完結をみたのではないでしょうか?

しかも、両作品は、本当に青春の1ページを描いたに過ぎず、主人公の彼女らの真の人生はまさに「これから」始まってゆくのです。
作家瀬尾まいこさんにとっても「卵の緒」も含めた3作は、ほんの序章に過ぎず「これから」さらなる飛躍を遂げるのではないかという期待が膨らみます。

さて、他の方の感想もいろいろ覗いてみました。
垣内君が格好いいとかミーハーな感想もありますが、ちなみに私は杉本さんの台詞が強烈に印象に残っています。拓実の恋人ですが。
それに疑問なのですが、この本のタイトル「図書室の神様」のほうがふさわしいように思うのは私だけでしょうか・・・・。あ、でも高校ぐらいだと図書館になるのかな?

moji茶図書館のように文学面のアプローチや、Sasami Cafe の書店員の声など、面白い視点ですね。
ショートさんの感想は、この本の面白さを余すところなく語っています。
柊さんのかんそうは何か実感がこもっているし、ゆこりんさんの感想を読んで、「最後の手紙」にあらためて感動しています。
瀬尾まいこ応援ブログトラキチさんの感想は、またまた秀逸です。必読ですね。
| 青春小説 | 22:45 | comments(0) | trackbacks(7) |
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| - | 22:45 | - | - |









http://otogi.jugem.jp/trackback/38
瀬尾まいこ
Counter: 279, today: 15, yesterday: 9 瀬尾まいこ † 名前:瀬尾(せお)まいこ 【blogmap|はてなキーワード|ブクログ|bk1|Google】 生年月日:1974年 出身地:大阪府 受賞歴:『卵の緒』で第7回坊っちゃん文学賞大賞(松山市・坊っちゃん文学賞実行委員会の
| PukiWiki/TrackBack 0.1 | 2004/11/22 3:53 PM |
「図書館の神様」
  <bk1> 海の見える高校に国語講師として赴任してきた早川清(キヨ)。ただ...
| moji茶図書館 | 2004/12/08 8:23 PM |
瀬尾作品人気投票開始!
瀬尾まいこ作品人気投票 瀬尾作品の中でお気に入りの作品を投票して下さい。全作品でも構いません。 『卵の緒』 『図書館の神様』 『天国はまだ遠く』 『幸福な食卓』 結果を見る
| 瀬尾まいこ応援BLOG! | 2005/03/12 9:11 PM |
図書館の神様 マガジンハウス 瀬尾まいこ
<あらすじ>アクシデントで夢をあきらめ、傷ついた心を抱え、国語教師としてある高校に赴任したヒロイン清(きよ)。彼女が学校の図書館で出会ったひとりの男の子、垣内君。どこからでも海の見える明るい高校で、瑞々しい物語が始まる…。 <感想> あれ? なんか想
| 桂花珍種 | 2005/05/04 10:31 AM |
文学って面白い
図書館の神様瀬尾 まいこマガジンハウス 2003-12-18売り上げランキング : 11,499おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 一番最近、読んだ本です。 どっかの書評に「垣内君みたいな司書がいたらいいね」って書かれてた、TUTAYAに行った時パッと棚か
| 空を飛べば | 2005/06/04 2:04 AM |
「図書館の神様」 瀬尾まいこ
瀬尾さんの本は読んだのがこれで2冊目。 特に文学に興味がないまま、高校の国語講師かつ文芸部顧問になってしまった主人公清(きよ)と、唯一の文芸部員の垣内君とのやりとり。清が次第に文学の魅力を知っていく、その過程は、本好きでない人にもぜひ読んでもらいたい
| 忘れられぬ風景を求めて | 2005/08/02 8:25 PM |
「図書館の神様」瀬尾まいこ
【図書館のちょっとカビ臭い匂いって結構好きだ!】 私、早川清(きよ)は高校の国語講師で文芸部の顧問。 垣内君は文芸部のたった一人の部員でもあり部長でもある。 拓実は清の一つ違いの弟。 浅見さんは清の恋人でもあるが、他人の夫。 「図書館の神様」
| 雑板屋 | 2005/12/20 12:21 AM |