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世の中には涙を誘う感動的な物語や勇気付けられるさわやかな物語がたくさんあります。
本来ミステリ好きな管理人「おとぎ」が、色んな本を読んで感じたことを綴ります。
時にはティータイムでSSや小ネタ、ミステリもどきなどで一服を。

コメント、トラバ大歓迎!
特に、同じ本の感想のトラバは、こちらへのリンクが無くてもOKです!
このブログ全般に関するコメントは、掲示板(サイトと兼用)にどうぞ!
管理人の読書感想サイト「おとぎのミステリルーム」もよろしく!
2006読了本ランキング(暫定・制作中)もあります。
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5 (佐藤正午)
5
評価:
佐藤 正午
角川書店
¥ 1,890
(2007-01)
アマゾンでは・・・
『ジャンプ』から七年。著者会心の最高傑作。
結婚八年目の記念日にもらったチケットでバリ島に訪れた中夫婦。倦怠期を迎えた二人だったが、ある出来事をきっかけに、愛の記憶を取り戻す事になるが・・・。

と謳われ、「本の雑誌」のウエブサイトでも書評委員がそろって大絶賛という傑作みたいなのですが・・・・。

うーむ、正直言ってこれは評価が難しいなあ。
佐藤正午の作品では「ジャンプ」も「Y]もすごい名作だとは思うのですが、いまいちつかみどころがないというか、どうもあの文体との相性が悪いみたいです。
先が読めないストーリー展開が魅力ともいえるのですが、それが雲に乗ってるようなつかみどころのなさと感じて、どうも物語にのめりこめません。
この「5」は不思議な能力が絡む男女間の濃密なストーリーなのですが、なんだかなあ・・・・・。
たとえば、途中である登場人物が神秘的な登場をし、期待を抱かせるのですが、いつのまにか俗物的な役どころになってしまってるのに、ちょっと違和感を感じました。
まあ、みんなが傑作というからには傑作なんでしょうが。
ああ、どうやったら佐藤正午を素直に楽しめるんでしょう・・・・。
| 小説 | 20:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
クローズド・ノート(雫井 脩介)
評価:
雫井 脩介
角川書店
¥ 1,575
(2006-01-31)
実は随分前に読んでいて、昨年のマイランキングでも上位に入ってるのですが、「別に・・・」で話題になっているので映画化で話題になっているので、一応レビューを掲載。
そもそもこの本は新聞の広告などで非常に感動的な小説だと知っていたので、かなり期待して読んだのですが、結果期待以上でした。前半は。
なんかミエミエの筋立てだったのはご愛嬌としても、主人公の女の子と学校の描写の部分、これがすごくいいんです。
大好きな加納朋子さんの瀬尾さんシリーズを思い起こさせるし、学校のシーンは大好きな大好きな北村薫氏の不朽の名作「スキップ」そのもの。
藤田先生シリーズ(by村瀬継哉)でもいいんですが、とにかく前半は最高。
まあ、ここでやめときゃベストだったのですが、後半の多少波乱めいた展開がなければ物語のオチはないわけで、それも仕方ないところか。
雫井さんはバリバリミステリな人で、「犯人に告ぐ」(こちらも映画化)など傑作もありますが、こういう青春ものもいいですね。
某沢尻エリカ関連で、映画の入りはどうなんだ?とか言われてますが、私的には配役のイメージがちょっと違いますね。竹内結子の先生役のほうは合ってるような気がしますが。
| 小説 | 21:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
砂漠
砂漠
砂漠
伊坂 幸太郎
総合評価★★★★
(感心度★★★★ 面白さ★★★★ 読後感★★★★★)

今読み終えたところです。
うーむ、スゴイの一言です。
伊坂幸太郎の作品で一番好きかも。すごくしっかりとした小説になってる。
西嶋のキャラなどで、伊坂氏の持ち味が非常によくあらわれていると思うけど、全体的に壊れてなくて素敵な青春小説になっているのはある意味珍しい。
ちょっと予想外に素直な青春小説だったので、とても嬉しい。
これだったら直木賞あげてもいいぐらい(笑)
しかも、この小説のすごいのはそれだけじゃない!
最後にのけぞってしまうぐらいビックリ!
読み返して見ると、なるほどと思われることがたくさんあり再度感心したのだが、青春小説にどっぷり嵌ってた私は全く気付かす、嬉しい驚きを味合わせてもらいました。
今年は、まだ10冊ぐらいしか読書できてなくて、感想も1年以上書けてないのですが、久々に感想書きたくなるぐらい良かったです。
時間があれば他の人の感想も読み歩きたいな!(時間がないのが残念)
| 小説 | 20:58 | comments(2) | trackbacks(2) |
博士の愛した数式 (小川洋子)
博士の愛した数式
博士の愛した数式
小川 洋子
総合評価★★★★
(感心度★★★ 面白さ★★★★ 読後感★★★★)
昨年の書店員が選ぶ本屋大賞に選ばれた作品です。
感想をところどころで目にし、ずっと読みたかった本なのですが、ようやく読めました。
80分しか記憶が続かない数学者と、家政婦とその息子の心温まる交流を描いた感動的な小説でした。
この作品の核になっているのは、「どんなに心を通わせても、博士の記憶から家政婦母子のことは消えてしまう」という点です。
その限られた時間の中で、また毎日繰り返される日常の中で、彼女らが何を考え何をやろうとするのか、それを淡々と描き綴っています。
また「数字」という無味乾燥な物に、生命の息吹を与えるエピソードが数多く語られ、数学嫌いの人も楽しめるようになっているのは素晴らしいと思います。
ただ、期待があまりにも高かったため、やや物足りなく感じた面もあります。
記憶がリセットされるはずの博士が、毎日状況をすんなり受け入れてゆくのもちょっと違和感があります。
北川歩実の作品などではかなりパニックになっていたので、いくら数字だけを相手にしていて実生活にそれほど支障はないとはいえ、もっと混乱しそうですが。
でも、それは作品全体の質からみるとそう大きな問題ではないでしょう。
やはり、名作といって良いと思います。
| 小説 | 21:52 | comments(0) | trackbacks(3) |
明日の記憶 (荻原 浩)
明日の記憶
明日の記憶
荻原 浩
総合評価★★★★
(感心度★★★ 面白さ★★★ 読後感★★★★)
若年性アルツハイマーの主人公の苦悩を描いた感動的な小説です。
多くの読者がこの本を読んで、「若年性アルツハイマー」が発祥するとはどういうことか、その苦しみはどれほどのものか、と自分自身のこととして考えさせられるでしょう。
単なる「物忘れ」とか「記憶力が落ちる」ということとは全く別の世界があるのは、かなりの衝撃でした。
人間にとって記憶とは何なのか?ということまで考えてしまいました。
物語は非常に淡々と進んでゆくのですが、逆にドラマのようなかけ離れたものでなく、かなり現実味のある物語として感じられます。
ラストはある意味美しく希望にあふれた演出ではありますが、実際問題、そこから始まる本人及び周囲の困難はより深刻さを増すのでしょう。
こうしてみると私たちが普段当たり前に行っている「記憶」という行為がいかに素晴らしい奇蹟のようなことであると感じずにはいられません。
ビジネスの世界、あるいは学業などでも「覚えているのが当たり前」みたいな風潮があり、それは別に変ではないのですが、「記憶」にあまりに依存した社会は何だかすごく脆い気がします。
| 小説 | 20:31 | comments(6) | trackbacks(8) |
暁は黄昏とともに (嶋 明香理)
暁は黄昏とともに
暁は黄昏とともに
嶋 明香理
★★
現役女子高生が描く神話世界をベースにした壮大なファンタジー。
客観的に評価すれば、文章力・構成力ともに素人の域を出ない作品でしょう。
このレベルの作品ならネットの投稿作品でも、しばしば読むことができるのではないでしょうか?
文のつながりに強引さが目立つ上に設定が甘いです。
しかし、私個人の感想としては、正直結構面白かったです。
特にラストへの物語の広がり方、明かされる衝撃の真相など、意外にも楽しめました。
ストーリーは完全にゲーム的ファンタジーなので、魔法とかちょっとありきたりなのが気になりましたが、無駄な部分が少なく読みやすいのは良かったと思います。
本当にあっという間に読んでしまいましたが、ある意味、宮部みゆきの「火車」や高村薫の「マークスの山」より意義ある作品かもしれません(私にとっては)。
| 小説 | 21:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
リプレイ (ケン・グリムウッド)
リプレイ
リプレイ
杉山 高之, ケン・グリムウッド
★★
北村薫の「時と人」三部作に多大なる影響を与えた作品ということで、以前からずっと読みたかったのですが、読んでも全然面白くなかったです。
人生を何度も繰り返すということで、それなりにストーリーは考えられているし、ドラマ性もあってある意味感動的な物語ではあるのですが。
これって・・・・堂本剛のドラマそのまんまじゃん!びっくり
ていうか、4年ぐらい前にやっていたあのドラマって、これが原作で日本ドラマに脚本を書き直したんですね。知りませんでした。
細部の設定やストーリーも多少違いますが、ドラマは何気に毎週見てて仲間や佐野や遠藤の縁起なんか、今でも目に浮かびます。
うーん、やっぱりドラマの方が断然面白かった・・・
ドラマ見る前にこの本読んでたら、違ったかもしれませんが。
でもね、こういうリプレイみたいな事、起こらないかなと、ちらっとは思いますよ。受験勉強はあまりしたくないですが、ちょっとは金持ちになれるかも(笑)
| 小説 | 14:41 | comments(0) | trackbacks(2) |
十二番目の天使 (オグ マンディーノ)
十二番目の天使
十二番目の天使
オグ マンディーノ, Og Mandino, 坂本 貢一
★★★
ちょっと前に話題にベストセラーになっていた本ですよね。
いわゆる「癒し系」かと。
号泣はしませんでしたが、非常に完成されたストーリーという印象でした。
ビジネスの世界で名をあげた主人公が、妻と息子を事故で失って悲嘆に暮れたとき、少年野球チームの監督の声がかかり・・・
あとは、大体皆さんが予想できるストーリー展開です(笑)
日本にも似たような小説はあるような気がしますが、やはり海外もの独特の雰囲気がストーリーに妙にマッチしているのが良いです。
無駄がほとんどないというか・・・ピュアというか。
読んでて感じたのは、この本なら大人から子供まで誰が読んでも、ある程度心に響くのではないだろうか、ということ。
ジュニア版もあるようですが、子供でもこのぐらいなら充分でしょう。
間違いなく良書なので、こういう本がベストセラーになることは喜ばしいことですね。
ただ、複雑なストーリー展開に慣れっこになった私には、ちょっと物足りなかったかも。
オグ マンディーノはまた読んでみたいですね。新刊もでてるみたいだし。

| 小説 | 21:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
闇の迷宮 (ローレンス・ソーントン)
闇の迷宮
闇の迷宮
ローレンス ソーントン, Lawrence Thornton, 甲斐 理恵子
★★
久しぶりに海外物にチャレンジしました。
原作はアメリカで1987年に発表されたもの。
今度、アントニオ・バンデラス主演で映画公開されるので、それにあわせて邦訳版の出版になったようです。
1970年代の軍事政権下のアルゼンチンが舞台。反政府活動をしていて行方不明になった妻セシリアを捜し求める夫カルロスは、行方不明になった人の運命が幻視できる能力に目覚めるという設定。
現実感あふれるドキュメンタリー小説ですが、幻視というSF的な設定とあいまって不思議な雰囲気を作り出しています。サスペンス小説としても良く出来ていて、映画化されてもそれなりに面白くなりそうです。
しかしながら、私にはやや合わなかった感じです。なかなか場面状況が把握できず、気持ちがどうにも入り込めない。ページだけはなんとか進むけど。
最後のほうはようやくじっくり読めましたが、海外物不慣れな結果がもろに出たようです。
海外物が好きな人にはおすすめできるかも知れません。
映画の公式サイトっぽいのがあります。
| 小説 | 23:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
君の名残を
君の名残を
君の名残を
浅倉 卓弥
★★★★★
うーん、素晴らしかったです。最初から引き込まれました!
この本に関しては全く予備知識なしで、ただあの「四日間の奇蹟」の作者の新作だ!と思って読み始めたのですが、これが良かった。
タイトルからは全く予想外の展開でしたが、先を読むのが楽しくて楽しくてしょうがないって感じ。読み終わった今も余韻が残っています。
良くあるパターンといえばそれまでだし、内容も過去の作品の焼き直しと言えなくもないのですが、それ以上にこの小説のメッセージ性は非常に高いです。
読んでるときはあまり感じなかったのですが、時間が経つにつれ、この作品は現代に生きる人々に「自分は何のために生まれてきたのか?」という問いにまっすぐ向き合うよう促しているように感じられます。
人は最終的には誰でも死んでしまうけど、生きてる間はやっぱり精一杯生きたい!
一人一人この世に生まれきた意味があるはず。
それを考えることで、生きる勇気や情熱が湧いてきたらいい・・
読みやすく落ち着いた文体の中に、力強い意志を感じました。

以下は、内容に直接触れますので、未読の方は読後に見たほうが良いかも知れません。

私がこの本にピタリ嵌ったのは、日本史の歴史認識レベルが丁度良かったのが大きいと思います。
日本史の知識が全くない人には、やや面白みにかけているかもしれないし、歴史に詳しい人には細部の違いが目に付いたり、先のストーリーが予想できたりと、これまた楽しみが半減の可能性あり。
私は、日本史好きなのですが、源平の頃はイマイチあいまいで、主要な人物や合戦を暗記している程度。なので、この本を読んだときも先が見えないところもあって登場人物と一緒になってハラハラドキドキしました。
多分、永井路子の「北条政子」は読んだことがあったはずですが、それ以外はこの時代の歴史小説は読んだことがないのです。
単純に歴史小説として読んだとしても、かなりの傑作といえるのではないでしょうか。
巴御前と武蔵坊弁慶を主人公にしたストーリーは、司馬作品などと比べても面白さは引けを取らないような気がします。
まあ、合戦の様子など、力の入れように波はありますけど・・
北条義時に関しては割合あっさりしていて、もうちょっとエピソードが欲しかったのですが、小説における重要性は一番かも。
あと、終盤で現代とのマッチングする場面とか、なかなか雄大でロマンを感じさせます。
脇役になりますが、平氏のエピソードは少ないけれど中身が濃く、それだけでも主役を張れる位の印象が残りました。また義高と大姫のエピソードも微笑ましかったし、兼光や兼平の忠誠心も非常にくっきりとさわやかでした。
この小説を分類するといわゆるタイムスリップものになるでしょうが、テーマ、内容だけ見ると、ノベルズでよく見られるSF伝奇ものといえなくもありません。
志茂田景樹とか谷恒生などたくさんの作家が活躍してますね。
ノベルズものは確かにテンポもよく読んでいて楽しいのですが、やはりじっくり書き上げたという感じは希薄です。
「君の名残を」はSF仕立てでありながら、無理なく現代と過去の癒合をはかり、「時」という見えない動きに絡め取られる主人公たちの苦悩を見事に表現していると思います。「なぜ自分たちがこの時代に来ることになったのか?」という根源的な謎を追うミステリでもあり、激しい恋と悲劇が繰り返される恋愛小説でもあります。「時」という運命に挑戦する意味では宮部みゆきの「蒲生邸事件」を思い出しました。

それにしても、時をテーマにしたタイムスリップ小説には傑作が多いです。
北村薫の「スキップ」「ターン」「リセット」、恩田陸の「ライオンハート」「ねじの回転」、宮部みゆきの「蒲生邸事件」、東野圭吾の「トキオ」、佐藤正午の「Y」、井沢元彦の「猿丸幻視行」・・・etc。
やはり「時」という壮大なイメージが物語の奥行きを広げ深めているのでしょうか・・・。

| 小説 | 21:37 | comments(8) | trackbacks(2) |