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世の中には涙を誘う感動的な物語や勇気付けられるさわやかな物語がたくさんあります。
本来ミステリ好きな管理人「おとぎ」が、色んな本を読んで感じたことを綴ります。
時にはティータイムでSSや小ネタ、ミステリもどきなどで一服を。

コメント、トラバ大歓迎!
特に、同じ本の感想のトラバは、こちらへのリンクが無くてもOKです!
このブログ全般に関するコメントは、掲示板(サイトと兼用)にどうぞ!
管理人の読書感想サイト「おとぎのミステリルーム」もよろしく!
2006読了本ランキング(暫定・制作中)もあります。
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図書館の神様
図書館の神様
図書館の神様
瀬尾 まいこ
★★★★
念願の「図書館の神様」!
「天国はまだ遠く」と読む順番が逆になってしまいましたが、関連はないので特に支障なしです。

主人公の清(女性)が、講師として赴任した高校で文芸部の顧問となり、ただ一人の部員、垣内君と接する中で色々なことに気づかさせられる、という話です。

本当に「あっ」と言う間に読んでしまいました。
でも、内容はばっちり頭に入ってます。
この作品も期待どおり、瀬尾さんの文学的会話センス炸裂です。
こちらは不倫がらみであることや、1年間の様子が描かれていることなどから、読み応えのある作品だとは思います(「天国はまだ遠く」は非常にあっさりした仕上がりだったので、それに比べて)。

しかし、個人的感想ですが、この2作品は非常に良く似た作品、言いかえれば「対」になっている作品ではないかと思うのです。
「図書館」では、主人公の女性は、正義感が過ぎて仲間を死なせてしまう、という過ちに苦しめられます。一方、「天国」では主人公自らが自殺寸前まで追い詰められます。
両者ともに暗い状況ながら明るいお気楽さ満点のストーリーにつながるのですが、「図書館」で救えなかった一人の女性の命を、「天国」で救いたいという思いが瀬尾さんの心にあったのではないかと想像するのはうがち過ぎでしょうか?
死んだ女性に、もし「天国」のような出会いがあったなら・・・?
「図書館」で加害者を救い、「天国」で被害者を救い、ともに新しい道への一歩を踏み出す希望の物語に仕上げることで、1つの完結をみたのではないでしょうか?

しかも、両作品は、本当に青春の1ページを描いたに過ぎず、主人公の彼女らの真の人生はまさに「これから」始まってゆくのです。
作家瀬尾まいこさんにとっても「卵の緒」も含めた3作は、ほんの序章に過ぎず「これから」さらなる飛躍を遂げるのではないかという期待が膨らみます。

さて、他の方の感想もいろいろ覗いてみました。
垣内君が格好いいとかミーハーな感想もありますが、ちなみに私は杉本さんの台詞が強烈に印象に残っています。拓実の恋人ですが。
それに疑問なのですが、この本のタイトル「図書室の神様」のほうがふさわしいように思うのは私だけでしょうか・・・・。あ、でも高校ぐらいだと図書館になるのかな?

moji茶図書館のように文学面のアプローチや、Sasami Cafe の書店員の声など、面白い視点ですね。
ショートさんの感想は、この本の面白さを余すところなく語っています。
柊さんのかんそうは何か実感がこもっているし、ゆこりんさんの感想を読んで、「最後の手紙」にあらためて感動しています。
瀬尾まいこ応援ブログトラキチさんの感想は、またまた秀逸です。必読ですね。
| 青春小説 | 22:45 | comments(0) | trackbacks(7) |
天国はまだ遠く (瀬尾まいこ)
天国はまだ遠く
天国はまだ遠く
瀬尾 まいこ
★★★★
うーん、素晴らしいです。楽しい
なんてストレートでスマートな小説なんでしょう!
自殺志願者というすごーく深刻なテーマなのに、内容は非常にさわやか(笑)。
こんな作品を書く人は、滅多にいないのではないでしょうか?
ある意味、ありきたりの設定で、内容の似た小説はいくらでもありそうですが、その描く世界のなんて軽いこと!幸せな気持ちがいっぱいです。
それでいて思いっきり現実味があったり、でもユーモアいっぱいです。
それにこういう話だと物語を盛り上げるために恋愛要素の一つも入れたくなるものですが、そっちの方に流れないのがこれまた宜しいです(ちょびっとはあるけど)
子供から大人まで誰が読んでもいけそう。
私自身、田舎生まれで都会の生活も体験しているので、非常に親近感がありますし、でもどちらかというと主人公タイプかもしれないですね。
この本はとにかく会話の妙を味わって欲しい。ストーリーに趣向を凝らさなくても、気楽さと能天気さがベースにある瀬尾流ユーモアのすべてを。
文章は全然難しくないです。
文学的価値はいかほどか判断出来ませんが、明らかに読者の目線に合わせて書かれた作品で(でも、ベストセラー狙いとかではなく)、こういう小説はもっと評価されてしかるべきだと思いますね。

ネットでの他の方の感想は、良いというものから、前2作と比べて見劣りするとの声も。確かにあっさりしているのは認めざるをえませんね。いくつかリンクしておきます。私は「図書館の神様」読んでないので何とも言えませんが、デビュー作も良かったけど、今回はそれ以上だと個人的には思ってます。

みかんさんハオハオぶっくすのほ本本の話をしようきまぐれ読書日記

なお、トラキチさん、主催の瀬尾まいこブログもあるので、そちらもよろしく。
この中のトラキチさんの感想、秀逸です。



| 青春小説 | 21:12 | comments(0) | trackbacks(4) |
雨鱒の川
雨鱒の川
雨鱒の川
川上 健一
★★★★
執筆中断前の1990年に出された作品。
「翼はいつまでも」と同様、素直な少年・少女の姿を生き生きと描いていますが、この作品はより文学的だと思います。
全編、素朴な方言で展開されるため、やや読みづらい印象がありますが、慣れてくればそれほど苦になりません。逆に方言の味がこの作品の背景にぴったりで、深みを増しています。
ストーリーは奇をてらったものでなく割とストレートですが、かなりの好作品だと思います。
豊かな自然の中で、絵を描くのが好きな主人公心平と幼馴染で耳の聞こえない少女小百合、そして小百合に想いを寄せる英蔵・・・。

場面が目に浮かぶようですが、これが今秋映画化されます。
公式サイトがあります。あらすじもそこに書いてあった・・・
玉木宏と綾瀬はるか主演なので、かなり見たいのですが。
| 青春小説 | 22:47 | comments(0) | trackbacks(1) |
地図にない国
地図にない国
地図にない国
★★★
川上健一の「地図にない国」を読みました。
けがで引退の窮地に追い込まれたプロ野球選手が、スペインのバスク地方を訪れて、色んな経験してゆく大人のための青春小説です。
川上健一には「翼はいつまでも」という少年青春小説の傑作がありますが、野球にはかなりの思い入れがあるようです。
この「地図にない国」の舞台、バスク地方は、スペインからの独立運動が盛んで独自の文化をもっているところらしいです。
この本で描かれる様々な風習には驚かされることが多いですが、一度見てみたいなあ、と思うような迫力があります。
登場する人物は個性的な面々で、楽しい中にも、一途さや夢を追うおもいなどが垣間見られ、ドラマのように情景が思い浮かびます。
ラストはやや意外な感じもしましたが、青春小説としての枠には収まっているように思います。
ストーリー展開はちょっと乱れがあるような気もしますが、そういう不完全さもこの小説の魅力といえるかもしれません。
それに、ミステリ要素が多少あって、ミステリ好きの私にはちょうど良かったかも。川上さんにはミステリは期待してないんですけどね。
| 青春小説 | 22:24 | comments(1) | trackbacks(1) |