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世の中には涙を誘う感動的な物語や勇気付けられるさわやかな物語がたくさんあります。
本来ミステリ好きな管理人「おとぎ」が、色んな本を読んで感じたことを綴ります。 コメント、トラバ大歓迎! 特に、同じ本の感想のトラバは、こちらへのリンクが無くてもOKです! 管理人の読書感想サイト「おとぎのミステリルーム」もよろしく! 2006読了本ランキング(暫定・制作中)もあります。 おとぎのミステリルームのサーバーのジオシティーズが閉鎖になるので、過去の感想をこちらに再掲載しようと思っています。 2007.10.30 Tuesday
好きなSFっぽい小説 ベスト10
トラックバックピープルに「好きなSFっぽい小説」をつくった記念に、私の好きなSFっぽい小説を10冊挙げてみます。
順位はつけてません。解説も特になし。 「アイの物語」山本弘 「ソリトンの悪魔」梅原克文 「シャングリ・ラ」池上永一 「チグリスとユーフラテス」新井素子 「クリスタルサイレンス」藤崎慎吾 「スキップ」北村薫 「七回死んだ男」西澤保彦 「蒲生邸事件」宮部みゆき 「クロノス・ジョウンターの奇跡」梶尾真治 「塩の街」有川浩 こんなとこかな。あと乾くるみの「リピート」も。 2007.10.12 Friday
天涯の砦 (小川一水)
地球と月を中継する軌道ステーション“望天”で起こった破滅的な大事故によって、気密区画に残された数人の生存者を描いたクライシスSF。
小川一水さんは、SF界ではわりと有名な方のようですが、これが初読みになります。 設定は近未来SFですが、舞台は宇宙船の中で、ハリウッド映画によくありそうなシチュエーションです。 しかし、宇宙人が出てきたり、怪物に襲われたり、殺人鬼が徘徊したりするわけではありません。 極限状況の中で、いかに生き延びるかというテーマに絞って描かれた高度な人間ドラマなのです。 アクシデントの相次ぐ中、知恵を働かせ、協力したり裏切ったりとハラハラドキドキの展開。 宇宙SFなので専門用語も沢山出てきますが、人間関係を主眼においているのでわからなくてもあまり気にする必要はないでしょう。 SFの苦手な人でも結構楽しめるのでは?と思います。 日本SFでこういう作品を書く人はあまりいないんじゃないでしょうか。 なかなか完成度の高い作品だと思います。 2007.10.10 Wednesday
時計仕掛けのイヴ(関田涙)
メフィスト賞からデビューした関田涙さんですが、この作品はノンシリーズの単行本で、ミステリでもあり、SFでもあり、恋愛物でもあるという、シチュエーション的にわたし好みの小説です。
なかなか感動的な作品ですが、一読して西澤保彦氏の初期の頃のSFチックなミステリ群を思い出さずにいられないでしょう。 やはり「時間」が小道具なのですが、能力の穴をついたちょとした仕掛けなどよく似てます。 多分、影響は少なからず受けてると思うのですが・・・。 最近の西澤さんはテーマの幅が広くなって、「七回死んだ男」のように真正面から不思議能力をテーマにした作品は少ないのですが(神麻シリーズはあるけど)、関田さんのこの作品で久しぶりにその雰囲気を味わいました。 ただ、最後の方はやや唐突な感じがしたんですけれども・・・。 関田さんにはぜひこういう作品にもっとチャレンジして欲しいですね。 2007.09.21 Friday
塩の街(有川浩)
このところまた読書熱が復活気味です。 絶対量が少ないせいか、読む本のはずれが非常に少なくて嬉しいです。 情報にはまったく疎くてどんな本が最近人気があるのか、全然知らないんですけど。 相変わらず、タイトルと作者名と装丁とかの雰囲気からその場のフィーリングで適当に選んでるのですが・・・・・。 有川浩さん(いつもひろしと読んじゃうけど、女性のかたでひろだって最近知りました)は、空の中や海の底でファンになって、図書館シリーズで大々ファンになったのですが、「塩の街」は電撃文庫ということもあって読む機会がなかったんです。 でもこのたび(といっても6月ですが)単行本化され、ついに読めるようになりました。 「その後」も追加されてて、さらにグレードアップされてて嬉しい限り。 読む前はもっとハードSFかなと思っていたのですが、やはり有川さんお得意の感動的なラブコメストーリーになってました。 伊坂幸太郎の「終末のフール」のような感じですが、登場人物への感情移入の面ではさらに上を行ってるかも。 その後も含めて、とっても暖かい話が多くて救われた感じ。 世の中絶望的なのに、これほど希望に満ち溢れた物語があるだろうか? キャラは有川さんの別作品とダブりがちですが、それはご愛嬌。 図書館シリーズもすごくいいんですが、今はこの「塩の街」が一番お気に入りかも。 入江も意外と良いキャラだし。 なんせいくらでも再読に耐えれそうな作品ですね。 2007.06.18 Monday
つばき、時跳び
私の好きなタイムトラベルものです。 「黄泉がえり」で有名な梶尾さんですが、やはりストーリーをまとめるのは巧いですね。 ありきたりといえばありきたりなのですが、さわやかに感動できる掘り出し物。 江戸時代と現代を結ぶ話ですが、主人公の二人がとてもいい。 時代考証とかはおや?と思う場面もなきにしもあらずですが、まあ細かいこと言いっこなしで(笑) SFとしてもどうかと思う部分もありますが、堅いこと言わずに(笑) 純粋にエンターテイメントとして楽しんで読んだらいいと思います。 映画化するにはちょっと地味ですが、読書タイムを捧げる価値のある逸品だと思います。 評価は★★★ 2005.02.28 Monday
暗黒の城 (有村 とおる)
暗黒の城(ダーク・キャッスル) 有村 とおる 総合評価★★★ (感心度★★ 面白さ★★★ 読後感★★★) 第5回小松左京賞受賞作品。 バーチャルリアリティを使ったホラーゲームにまつわる陰謀と、それに果敢に挑む主人公を描いた近未来SF小説です。 ホラーゲームの開発に携わっていた関係者が次々と死んでゆく謎から始まり、DNAや謎のカルト集団の話題につながってゆくのですが、ちょっと散漫な印象を受けました。 ホラーとしては恐怖より残虐性のほうが強いので、あまり良い感じはしません。 謎に迫る過程はミステリ要素も含んでますし、後半はお決まりのサスペンスで、内容そのものは非常に充実していると思います。人物も良く描けているのではないでしょうか。 早川優作と佐藤美咲のラブストーリーでもあるのですが、そういう様々な要素がうまくかみ合ってないような気がして残念でした。 適度に面白く、小説としての完成度も高く、特に欠点も見当たらないのですが、どうも集中して読めなかったです。 作者は50代だそうで、バーチャルリアリティゲームという最新技術に果敢に挑んだことには敬意を評したいと思います。 ラストはなかなかきれいにまとめていて、やや感じの良い終わり方になっているのは評価できるでしょう。 でも、やはりもう1歩突き抜けるものが欲しい感じですね。 きっと私の求めるものが高すぎるんでしょうね・・。
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