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世の中には涙を誘う感動的な物語や勇気付けられるさわやかな物語がたくさんあります。
本来ミステリ好きな管理人「おとぎ」が、色んな本を読んで感じたことを綴ります。
コメント、トラバ大歓迎!
特に、同じ本の感想のトラバは、こちらへのリンクが無くてもOKです!

管理人の読書感想サイト「おとぎのミステリルーム」もよろしく!
2006読了本ランキング(暫定・制作中)もあります。
おとぎのミステリルームのサーバーのジオシティーズが閉鎖になるので、過去の感想をこちらに再掲載しようと思っています。
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カラフル (森絵都)

JUGEMテーマ:読書

 

ぼくは死んで魂になって流されていたが、天使が出てきて「再挑戦」のチャンスを与えるという。
天使プラプラのガイドでホームスティ先に降り立ったぼくは、自殺を図った少年、小林真の体に入った。
入院している間の家族の様子を見たぼくは安心するが、退院した後、徐々に家族の本性が明らかになってゆき・・・

児童書であるが、たくさんの人が気に入っている本なので読んでみた。
設定は、死んだ魂が別の体に移って復活のテストを受けるというもので、面白けどちょっとありがちかな、と思った。
前半は割と淡々としていて、内容的にも児童書としてはどうかな?というような感じがして、特に良い悪いは評価できなかった。
しかし、途中から話は一転して急に面白くなってきた。
そして、ラストがまたすごい!
作中でも雷が出てくるが、まさに雷に打たれたような衝撃だった。
これが児童書なんて勿体無い!
最初に感じたのと違う意味で、児童書にはふさわしくない、こんな素晴らしい本は大きくなってから読んでね、と言いたいぐらい。
家族や友人に関しても、最初はさして目を引かれなかったが、後半はそれぞれの特徴が際立ってきて、それぞれがこの小説を軸にバランスよく収まっている。
特に母親のキャラは最高である。
前半だけなら並みの物語で終わってしまうが、後半まで読むと作者の驚くべき才能に気づかされる。
この作者の他の著作も読んでみたい。

(2003年5月評)

| 児童書 | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
天使のジョン (北川想子)
天使のジョン
天使のジョン
北川 想子
★★
2000年に30歳の若さで病没した著者の子供向けファンタジー。
地上に舞い降りた天使ジョンが、サキやアインセルや色んな仲間と出会うショートストーリー。
非常に短い物語なのだが、星夜の美しさに包まれた幻想的な作品です。エピソードの内容はわかりやすいですが、意外と奥が深いのかも知れません。
目新しさはないものの、印象に残る感じです。
私は最後の場面で人生とかそういうものを想起したのですが、解釈はかなり読者に委ねられているような気がします。
| 児童書 | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) |